キャッシュポジション

お金に色をつけること(資金管理)資金管理飲食業は現金商売であり、現金回収までに時間を要する卸売業や建設製造業などと比べて資金繰りに神経をとがらすことは少ないでしょう。(ここでいう資金管理とはあくまでも、現金回収と現金支出のタイミングのズレや臨時費用の支払に備えるための現金調達作業などを言っているのであって、売上が足らなくて支払資金に窮したときの対策などは含みません。)

しかし現金商売の場合、現金が手元にたまっていく(いつでも手をつけられる)という状況が落とし穴になりかねない、ということもあります。

日々の売上金を貯めておく通帳ひとつだけでは将来的な支出分を明確にしておくことができません。明確にしておかないことによっていざ支払う段階になって、その分の支払現金が足らないということも起こります。

1年に一回、あるいは何年に一回 の臨時支払項目を挙げ、これらの支払準備として月々の積み立て(引き当て)として別通帳に資金を移していってください

臨時費用にはどんなものがあるでしょうか?

  • 消費税納付額(消費税の納税義務者である場合)
  • 償却資産税等(いわゆる固定資産税)その他税金
  • 複数年に一回の店舗更新料
  • 従業員のボーナス資金
  • 年払保険料等の年払項目
  • 車両の車検費用
  • リニューアル資金積立

これらの資金管理も、毎年の年間計画のなかでおりこんでいくことになります。
つまりお金に色をつけて管理していくことが重要です。

キャッシュポジションこうした管理体制をとったうえで、日常的に入出金が繰り返される預金通帳にはいくら位あればいいのか?ということですが、最低月商一ヶ月分くらいは残高保有しておくと安心だと思います。

現金商売ゆえ貸し倒れが発生することはありませんので多額の資金保有はいらないかもしれませんが、景気変動や季節変動などの売上減少局面に対処するための緩衝材(バッファー)としてある一定の資金残高を目指す(意識する)ことをおすすめします

これをキャッシュポジションの設定といいます。

キャッシュポジションを確保するためには、とりもなおさず通帳残高をいつも確認すること、そしてポジション残高まであといくらなのか?を常にみていってください。そうするとそこから、具体的な予算達成への意識→施策:行動計画へと思考がまわりはじめることと思います。

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